シートクッション(座面クッション)の耐久試験は、長期使用でのヘタリ・硬さ変化・破損を評価するために行われます。
主な耐久試験の種類
① 繰返し荷重試験(動的耐久試験)
目的
着座・立ち上がりの繰返しによるヘタリ、弾性低下の確認。
試験内容(例)
- 荷重:300~1000N(用途により設定)
- 回数:10万~100万回以上
- 速度:20~60回/分
- 加圧体:φ200~355mmの円盤や人体形状
評価項目
- 厚み減少率
- 硬さ変化
- 外観(割れ・崩れ)
② 静的圧縮残留ひずみ試験
目的
長時間座った後の「戻り」にくさを評価。
試験内容(例)
- 圧縮率:50%
- 時間:22~72時間
- 温度:23℃または70℃
評価指標
- 圧縮残留ひずみ率(%)
③ 硬さ・反発弾性変化測定
目的
使用前後での座り心地変化を数値化。
代表規格
- JIS K 6400
④ 耐久後外観・機能評価
- 表皮(布・合皮)のシワ、破れ
- 接着剥離
- 異音(きしみ)
実務での注意点として
- 初期硬さだけでなく、耐久後硬さが重要
- 温度条件(夏車内)を入れると不具合が出やすい
- 試作段階で簡易耐久(1~3万回)を必ず実施

