不織布・綿ブログ

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2025.12.23

不織布製品化までの流れ 

その他

 

  1. 企画・要求仕様の整理

「何に使う不織布か」をお話ください。

  • 用途(医療用、フィルター用、寝装品、車輛、産業資材など)
  • 必要な性能
    例:強度・通気性・厚み・難燃性・抗菌性 など
  • サイズ・形状・数量
  • 規格(ISO、JIS など)
  1. 原材料の選定

主に以下の材料から選びます。

  • ポリエステル(PET)
  • ポリプロピレン(PP)
  • レーヨン
  • ナイロン
  • バイオ系繊維

必要に応じて**添加剤(難燃剤、抗菌剤、帯電防止剤など)**を検討します。

ヒクマでは化学繊維を多く使い製造しています。

  1. 製法の選定(不織布の製造方法)

用途に合わせて工法を決めます。

  • スパンボンド法 (ヒクマ製造✖)
  • メルトブローン法 (ヒクマ製造✖)
  • ニードルパンチ法 (ヒクマ製造〇)
  • サーマルボンド法 (ヒクマ製造〇)

  1. 試作(サンプル作成)

小ロットで試験製造します。

  • 目付(g/m²)
  • 厚み
  • 強度(引張・引裂)
  • 風合い

を確認し、必要な条件をお教えください。

  1. 加工工程(製品形状への仕上げ)

不織布をロール状または平版「製品の形」に加工します。

代表的な加工方法:

  • スリット(幅カット)
  • 打ち抜き(トムソン加工)
  • 縫製
  • ラミネート加工

  1. 品質検査

製品として問題ないか検査します。

  • 外観検査(汚れ・毛羽立ち・異物)
  • 寸法検査
  • 強度試験
  • 機能試験(通気度、ろ過効率、難燃性など)
  1. 認証・規格対応

用途によって認証を取得します。

  • 医療用:ISO13485、JIS規格
  • 防炎用途:CFR1633 など
  • 環境対応:RoHS、REACH
  1. 梱包・出荷

最後に製品梱包し出荷します。

  • ロール梱包 / 枚葉梱包
  • ラベル表示(ロット番号、製造日、材質)

サービス紹介

 

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