不織布・綿ブログ

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2025.11.25

不織布製造現場

その他

不織布製造とは、繊維を織ったり編んだりせずに布状にする製造方法のことです。
つまり「糸にしてから織る」のではなく、繊維そのものを絡ませたり接着したりしてシート状にするのが特徴です。

🔹 不織布の基本構造

不織布(nonwoven fabric)は、

  1. 繊維を並べて(ウェブ形成)
  2. それを結合させる(結合工程)
    ことで作られます。

🔹 主な製造工程

  1. 原料準備
    • ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、ナイロンなどの短繊維や長繊維を使用。
  2. ウェブ形成(繊維をシート状に)
    • カード法:短繊維を開繊・整列して薄い層に。
    • スパンボンド法:溶融したポリマーを糸状にして直接シート化。
    • メルトブロー法:極細繊維を吹き付けて堆積させる。

ヒクマではカード法による製造を行います。

3.結合工程(繊維を固定)

    • 機械的結合法(ニードルパンチなど)
    • 熱結合法(熱融着)

4.仕上げ工程

    • カレンダー処理(圧着・平滑化)
    • 打抜き、裁断、巻き取りなど。
    • 梱包作業

ヒクマの製造技術

 

 

 

 

 

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