不織布製造とは、繊維を織ったり編んだりせずに布状にする製造方法のことです。
つまり「糸にしてから織る」のではなく、繊維そのものを絡ませたり接着したりしてシート状にするのが特徴です。
🔹 不織布の基本構造
不織布(nonwoven fabric)は、
- 繊維を並べて(ウェブ形成)
- それを結合させる(結合工程)
ことで作られます。
🔹 主な製造工程
- 原料準備
- ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、ナイロンなどの短繊維や長繊維を使用。

- ウェブ形成(繊維をシート状に)
- カード法:短繊維を開繊・整列して薄い層に。
- スパンボンド法:溶融したポリマーを糸状にして直接シート化。
- メルトブロー法:極細繊維を吹き付けて堆積させる。
ヒクマではカード法による製造を行います。


3.結合工程(繊維を固定)
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- 機械的結合法(ニードルパンチなど)
- 熱結合法(熱融着)

4.仕上げ工程
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- カレンダー処理(圧着・平滑化)
- 打抜き、裁断、巻き取りなど。



- 梱包作業