サーマルボンド不織布とは、熱融着繊維を使用し、カーディングし積層したウェブに熱を与えることで、ウェブ内の繊維を融着して結合する不織布製造法です。
熱を加えたウエブを冷却することにより厚みを固定します。
サーマルボンド不織布とは、熱融着繊維を使用し、カーディングし積層したウェブに熱を与えることで、ウェブ内の繊維を融着して結合する不織布製造法です。
熱を加えたウエブを冷却することにより厚みを固定します。
ヒクマでは自社トラックを4台保有しています。
遠方または個口の場合は配送業者さんにお願いしますが
東海圏内を中心にヒクマの運転手さんが配送しています。
配送頻度、梱包材、梱包方法、ロット、積み下ろし場所等もご相談ください。
今回は壁に貼るタイプと国定場所に置くタイプの吸音材
そして床に敷くタイプの吸音材の試作を行います。
吸音材は
空気を伝わる音のエネルギーを熱エネルギーに変えて音を減衰させ、吸音を果たします。
これは、振動している空気が吸音材にあいている無数の小さな穴を通過すると摩擦が起こることを利用しています。
また吸音材を使うと、小さな穴にぶつかることで音が乱反射し、音が弱まる効果もあります。
まずは吸音したい音の高さを把握し、吸音したい音の周波数と、繊維の太さ・密度・厚さなどの条件を打ち合わせさせていただき、適切な吸音材になるように試作を行います。
そして中材になる不織布と表皮、またはその他素材と組み合わせることにより効果を高めていきます。
ヒクマでは製造する不織布に他の不織布または生地、その他の表皮を合わせる
加工をワンラインで行います。
(熱による張り合わせ)
不織布にラミネート加工をすることで、防水性や防湿性、防音、吸音効果など
単層不織布では難しい機能を付与します。
加工方法は不織布をEVAなどを合わせる熱加工と
ニードル加工による張り合わせ等があります。
(ニードル加工)
(張り合わせ試験)
固綿の厚みと密度は
繊維ウェブ(カーディング工程にて複数のロールを通過し、シート状の繊維)
の積層具合とその後の熱圧縮により決定します。
厚みは10mm~100mm
密度は10kg/m3~40kg/m3の範囲を多く製造しています。
また製造した製品を重ねて再加工することにより
厚み200mm以上 密度80kg/m3等の製品に仕上げています。
染色した原綿と他の綿を混ぜる場合は
当然ですが混率によって出来上がりの色の感じが変わります。
緑色と白色の場合は混面してカーディング工程
積層するとこんな色になります。
青色と白色の場合(青色2割、白色8割)こんな感じになります。
ヒクマではお客様の希望色の不織布生産を行います。
初めに希望される色に原綿を染めるテーブル試作を行い
色の確認をします。(少量でも可能)
色の確定後に製造用の原綿を色染めして試作を行います。
こちらは色染めの為の生産ロットを必要とします。
原綿の完成後に単色または他の色綿と混綿し不織布製造に入ります。