シリコン(平滑化コーティングされた中空コンジュ)綿を40%入れた樹脂綿の試作を行っています。
特徴は洗濯による嵩ヘタリ、綿切れなどを起こしにくく、洗濯耐久性に優れた原綿です。
樹脂綿にすることにより、表地からの綿出しをが少なく、ソフトでスムーズな風合いとなります。
ロールや寸法カット、または裁断による各種形状での出荷も対応可能です。
シリコン(平滑化コーティングされた中空コンジュ)綿を40%入れた樹脂綿の試作を行っています。
特徴は洗濯による嵩ヘタリ、綿切れなどを起こしにくく、洗濯耐久性に優れた原綿です。
樹脂綿にすることにより、表地からの綿出しをが少なく、ソフトでスムーズな風合いとなります。
ロールや寸法カット、または裁断による各種形状での出荷も対応可能です。
日本には「製造物責任法(PL法)」と呼ばれる法律があり、製造物の欠陥が原因で命を落としたり、怪我をしたり、財産に不利益を被ったりした場合は、製造責任者が賠償責任を負うものと定められています。
「検針をどのように行うか」
検針をおろそかにすると事故やクレームにつながり、大きな損害を被る可能性があるため、事前にしっかりと体制を整備しておかなければなりません。
ヒクマにおいて硬綿製造工程や樹脂綿製造工程において針の使用はありません。
しかしながら機械の摩耗などによる鉄粉やその他異物の混入の可能性があります。
不織布製造ラインにおいて金属探知機を設置し、常時検知するとともに
目視での異物混入を確認しています。
ニードル綿製造の場合はニードル針を使用するため検針と金属探知はより重要になります。
不良の可能性のあるものは「折れた方」と「残った方」を合わせて報告・確認し
ハンディータイプの検針機などを用いて徹底的に調べています。
また寝装品やクッションなどはに常設の検針機を用いて生地、綿の個別検針を行い
仕上がり製品については出荷前に最終検査いたします。
ニードルパンチ加工では、繊維をカードという機械に通してシート状にする工程を行い
次にウェブを重ね合わせ、多数のニードル針を上下運動させる機械で、繊維を絡ませて圧着し不織布を作る製法です。
前方にある小さな爪があるフェルト針を使用し、生産します。
ニードル加工のメリットとして
1)低目付(低重量)でも強度の高い不織布の製造
2)織物と比較して、安価で大量な製造を可能とする
3)多様な性能が追加できる(抗菌・防臭など)
ニードル加工のデメリットとして
1)針を使用している
2)織物と比較して、表面にケバ立ちが生じることがあります。
ヒクマでは最大有効巾 2500mmとなり
ニードルパンチ+熱乾燥機ラインも保有しています。
防草シートとは遮光率(日光を遮る力の割合)を高め、雑草の発生を抑止するシートのことをいいます。
ヒクマではニードル加工での製造を行い
防草シートの色だしを依頼されて色の配合から話し合いを重ねて進め
今回は緑に茶を混ぜ土色に近づける試作を行っています。
袋などの縫製もご相談ください。
オフィス家具向けに色付ニードル固綿の試作を行っています。
白綿と黒綿の混綿比率を確認しながら
グレー綿の濃さを調整します。
また、白綿と茶綿を配合し、ベージュ系の色だしも行います。
指定綿の場合は原綿の染めから色だし、製品作りと順をおって行うことになります。
期間とご予算に応じたスケジューリングと試作プランを作成しています。
ヒクマでは寝具、インテリアなどで使用されるクッション中材を製作します。
通常『クッション』と言えば背中に当てたり・脇に抱えるポリステル綿(わた)を使用した物になります。
初めに中袋を製作します。
基本的にはどんな生地でも大丈夫ですが、通常は綿(めん)素材やポリエステル素材、TC(ポリエステルとコットンの混紡生地)が多く使われています。
形は四角型、丸型、ボルスター(円柱型)、四角柱型などがあり
大きなクッションの場合は中に仕切り(部屋)を作り綿の移動を制御します。
次に綿入れ工程にはいります。通常使用する綿は素材ポリエステルのシリコン綿・レギュラーポリエステル綿、シリコン粒綿などです。
シリコン綿と呼んでいる物は高品質タイプ(ウォッシャブル・高反発)を指している場合が多いです。近年レギュラータイプよりもシリコン系の綿を使用することが増えています。
粒綿は綿を粒のように丸めてより高い反発を実現します。
綿入れは専用の吹込み機で空気と一緒にポリエステル綿(わた)を側地に吹き込んでいく工程になります。
最後に口閉じを行い
重さ、寸法、外観などを検査を行い完成です。
新しい熱ロール設備(カレンダー)を導入しました。
機械新設による期待される点は
加工精度
・温度のバラツキが無く安定
・ロール間の距離の精度が高い
・圧力の調整が容易、かつ安定している
➔不織布の厚みと硬さが均一となり精度が高い
生産性
・ロールの温度上昇が早く、従来品より早く要求温度に到達できる
➔温度上昇までの予熱時間短縮が図れる
省エネ、省コスト
・電源性能向上
・圧力安定化でロール送り時間短縮
➔電力消費量は低減見込み
などがあります。
1)綿を直接縫製したい
2)綿とウレタンフォームまたは木材などと接着をしたいがボンドが繊維の中に入っていしまう
3)綿をボルトなどで固定したいが巻き付いてしまう。
等の改善を要求されることがあります。
スパンボンドのような不織布を接着するなどの対応もありますが
ヒクマでは片面に密度の高くし気密性を考慮した同じ素材の薄い不織布を同時生産し上記の課題解決に近づけています。
2層とも同じポリエステルで構成されているのでリサイクルの面でも仕分けなどの作業は必要ありません。