吹き込みクッションの試作をしています。
今回はシリコン綿、シリコン粒綿での試作です。
綿量は依頼先様との打ち合わせご最終調整いたします。
固綿の厚みと密度は
繊維ウェブ(カーディング工程にて複数のロールを通過し、シート状の繊維)
の積層具合とその後の熱圧縮により決定します。
厚みは10mm~100mm
密度は10kg/m3~40kg/m3の範囲を多く製造しています。
また製造した製品を重ねて再加工することにより
厚み200mm以上 密度80kg/m3等の製品に仕上げています。
染色した原綿と他の綿を混ぜる場合は
当然ですが混率によって出来上がりの色の感じが変わります。
緑色と白色の場合は混面してカーディング工程
積層するとこんな色になります。
青色と白色の場合(青色2割、白色8割)こんな感じになります。
ヒクマではお客様の希望色の不織布生産を行います。
初めに希望される色に原綿を染めるテーブル試作を行い
色の確認をします。(少量でも可能)
色の確定後に製造用の原綿を色染めして試作を行います。
こちらは色染めの為の生産ロットを必要とします。
原綿の完成後に単色または他の色綿と混綿し不織布製造に入ります。
ヒクマでは不織布に穴あけ加工を行います。
通常は用途に応じて、穴をあける部分、大きさ、間隔などを相談いただき
不織布の厚み、硬度を考慮し抜き型を製造します。
試作時は予算に応じて小さな簡易的な抜型での対応も可能です。
また、ロール状の連続生産には弊社独自特殊加工機械にて生産を行います。
特許取得3636310
現在は穴の大きさ別に数型を利用しますが
ご希望の場合は他の形状も対応は可能です。ご相談ください。
ヒクマ豊川工場では樹脂綿(固綿)をご希望サイズに裁断し出荷を可能とします。
各部品(背・座、肘・側面)などに応じ、必要とされるサイズを
図面から型紙や抜型を製作し
バージカル裁断機またはプレス裁断機を使い形状を作ります。
ロット、形状、リピートの有無などを相談させていただき決定いたします。
粗切りしたサイズより各パーツを組み合わせ歩留まり率を調整しています。
また、不使用部分不織布はヒクマにて再生し活用することで
環境にやさしい、安全な商品開発に取り組んでいます。
お気軽にご相談くださいませ。
ヒクマ豊川工場で生産する樹脂綿です。
混綿しカーディングをした積層綿にアクリル樹脂を塗布し乾燥させます。
検針機で異物混入を阻止し、目視にて不良など検査してロール状に加工します。
目付60g/㎡~350g/㎡ 厚み10mm~40mm程度を得意としています。
要望に応じて、希望される裁断加工も行います。ご相談ください。