不織布の原料としてポリエステル、ポリプロピレン、およびポリエチレンなどが使用されています。
一般的な材料特性として、以下の違いがあります。
- 耐熱性: ポリエステル > ポリプロピレン > ポリエチレン の順に高く、ポリエステルは熱に強いのが特徴です。
- 比重: ポリプロピレン(約0.91)やポリエチレン(約0.93)は水に浮くほど軽い(比重1未満)のに対し、ポリエステル(約1.38)は水(比重1)より重い性質があります。
- ポリエステル (Polyester)
ヒクマの主力製品である「ニードル綿」や「クッション材」の主原料として使用されています。
- 優れた機能性: 繊維の中に水分を含みにくいため速乾性があり、連続した空気層を保持することで抜群の通気性と透水性を発揮します。
- 耐久性と弾力性: 中空状の繊維(ポリエステル中空コンジュゲート繊維)や低融点繊維をミックスすることで、ヘタリにくく、優れた弾力性と耐久性を実現しています。
- 安全性と難燃性: 高い難燃性を持ち、万が一の燃焼時にも塩化水素やシアン化水素などの有毒ガスを発生しない繊維組成になっています。
- リサイクル性: ペットボトル再生綿(エコペット綿)としての利用や、使用後に「反毛機械」で解きほぐして再生綿や断熱材へ再利用することが可能な、循環型社会に適した素材です。


- ポリプロピレン (Polypropylene)
ヒクマが取り扱う原材料の一つとして挙げられています。
ポリプロピレンは比重が軽く、吸水性や吸湿性がほとんどなく、水に浮く性質を持ちます。また、引張強度や圧縮強度、衝撃強度が高く、表面は滑らかで加工性にも優れています。このため、PP不織布は疎水性が高く乾きやすい特徴を持ち、耐久性が求められる用途に適しています

- ポリエチレン (Polyethylene)
ヒクマではあまり取り扱いはありませんが
- 耐寒性・耐薬性に優れるため低温環境や化学物質に触れる場面でも使用可能です。
- 耐候性が高いため、屋外での使用に適しています。
- 強度が高く丈夫で、長期使用や負荷のかかる用途に向いています。
- 疎水性があるため、水をはじきやすく、防水シートやロープ、産業用資材に利用されています。