不織布・綿ブログ

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2026.06.01

不織布の発泡樹脂塗布加工

その他

不織布の発泡樹脂塗布加工(フォームコーティング)は、樹脂を“泡状”にして塗布することで、

軽量・クッション性・通気性を同時に狙える特殊な表面加工です。寝装材・内装材・フィルター前処理などでよく使われます。

 

発泡樹脂塗布とは

  • 樹脂(バインダー)に空気を混ぜて泡(フォーム)化
  • それを不織布表面に塗布
  • 乾燥・加熱で泡構造を保持したまま固化

 

 工程フロー(基本)

① 樹脂調合

  • アクリル・ウレタンなどに発泡剤+界面活性剤

② 発泡(フォーミング)

  • 機械で空気を混入(フォームミキサー)
  • 発泡倍率:2~5倍程度

③ 塗布

  • ナイフコートやロールで塗布

(ヒクマではナイフコートにて塗布します)

④ 乾燥・硬化

  • 泡構造を潰さない温度設計が重要

特徴(メリット)は

◎ 軽量化

  • 樹脂量を抑えながら厚みを出せる
    → コスト・重量低減

◎ クッション性

  • 発泡層が衝撃吸収
    → 寝具・シート材向き

◎ 通気性維持

  • 泡の連続気泡構造で空気が通る

◎ 風合い調整

  • ソフト〜セミハードまで自由度が高い

デメリット・注意点として

  • 泡が潰れる → 性能バラつき
  • 均一性が難しい(ムラ)
  • 乾燥条件にシビア
  • 設備がやや特殊(発泡機)  があります。

 

 使用される樹脂は

  • アクリル系(最も一般的)
  • ウレタン系(弾性・クッション性)
  • EVA系(柔軟性)
  • ゴム系(SBRなど)(コスト重視)

ヒクマではアクリル系を使用することが多いです。

用途例として

  • 寝装材(敷布団・マット中材)
  • 自動車内装(吸音・クッション)
  • フィルター前処理(ダスト保持性向上)
  • ワイピング材(液保持性UP)
  • 建材(断熱・吸音)

などがあります。

 通常塗布との違いは

項目 発泡塗布 通常塗布
密度 低い 高い
厚み 出しやすい 出しにくい
通気性 維持しやすい 下がりやすい
クッション性 高い 低い

自動車・車両内装材

 

 

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