ポリエステル不織布とウレタンフォームの通気度を比較した場合
一般的に通気性が高いのは ポリエステル不織布となります。
ただし、高密度不織布は通気度を低下させ、高通気タイプのオープンセルウレタン
では逆転する場合もあります。
構造の違いとしては
■ ポリエステル不織布は
- 繊維がランダムに絡み合う構造
- 繊維間に連続した空隙がある
- 密度設計で通気性を大きく調整可能です
( 空気は「繊維の隙間」を通る)
■ ウレタンフォーム(軟質)
- 発泡体構造
- セル(気泡)の連結性で通気性が決まります
( 空気は「気泡の穴」を通る)
一般的な通気性比較として
| 項目 | ポリエステル不織布 | ウレタンフォーム |
| 空隙率 | 80〜95% | 90〜97% |
| 通気性 | 高い(設計自由度大) | オープンセルなら中〜高 |
| 湿気放散 | 非常に良い | ややこもりやすい |
| 圧縮時 | 空隙保持しやすい | 潰れると通気低下 |
※通気度はJIS L1096(フラジール法)などで測定
実務目線での違いとして
寝装・クッション用途では:
ムレ対策重視では
嵩高ポリエステル不織布が有利となり
体圧分散重視では
ウレタンフォームが有利となります。
(ただし蒸れやすい)
不織布の製造方法においても
ニードルパンチ不織布やサーマルボンド不織布は通気性は良好だが、目付増加で低下します。
- ケミカルボンド不織布は樹脂量で通気性が変わります。
ウレタンフォームにおいても
- オープンセルウレタン
通気性あり(ただし厚み方向の抵抗は大きめ)
- クローズドセルウレタン
ほぼ通気しない。
となっています。
不織布繊維


ウレタンフォーム
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