不織布・綿ブログ

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2026.08.25

不織布製造現場におけるリスクアセスメント

その他

ヒクマ株式会社では、リスクアセスメントにおいて「機械的危険性」「熱的危険性」「火災・有毒ガスリスク」および「製品安全(異物混入)の4点を特に考慮しています。

  1. 機械的危険性(挟まれ・巻き込まれ・刺傷)

不織布の製造ラインには多様な動力機械や自動化設備が配置されており、物理的な労働災害のリスクが想定されます。

  • ニードルパンチ加工: 多数の特殊な針を高速で繊維層(ウェブ)に突き刺す工程があるため、可動部への接触による刺傷リスクがあります。
  • 大型・多機能設備: 現場には裁断機、油圧プレス機、成形機、などが導入されています。これらの設備における「挟まれ」や「巻き込まれ」は、リスクアセスメントにおいて重点的に対策すべき項目です。

  1. 熱的危険性(火傷・高温接触)

繊維の成形、平滑化、接着などの工程において熱を利用するため、高温度部への接触リスクが存在します。

  • カレンダー加工(熱圧): 熱と圧力をかけたローラーの間に不織布を通す工程があり、高温ローラーへの接触による火傷リスクが想定されます。
  • ホットメルト(接着): 「アップダウン式ホットメルト塗布機」など、熱で溶かした樹脂を塗布する設備が使用されています。

  1. 火災および有毒ガス発生のリスク

繊維製品を大量に取り扱う現場では火災のリスクが伴いますが、ソースによれば、ヒクマでは素材特性によってその影響を最小限に抑える設計がなされています。

  • 難燃性の確保: 主力製品である「立体成形品」などは、鉄道車両や自動車の厳しい難燃規格に合格する高い難燃性を有しており、現場における延焼リスクの低減に寄与しています。
  • 有毒ガス対策: 万が一の火災時にも、塩化水素やシアン化水素などの有毒ガスを発生しない繊維組成となっており、現場作業者や周辺環境への二次被害(中毒)リスクが抑制されています。
  1. 製品安全と品質管理(異物混入リスク)

製造現場におけるリスク管理は作業者の安全だけでなく、最終製品の使用者に対する安全性にも及びます。

  • 検針機による管理: ニードルパンチ加工などで使用される針が折れて製品に混入することを防ぐため、ラインに検針機を設置し、厳格な検査体制を整えています。
  • 高精度な品質管理: 特殊な機械の数値設定により、原材料の配合やサイズを均一化し、職人の目視と基準サンプルとの比較を組み合わせることで、製品の不具合による事故リスクを低減しています。

ソースによれば、ヒクマはこれらのリスクに対し、企画段階から製造さらには使用後のリサイクルまでを視野に入れた一貫したサポート体制を構築することで、安全性と品質の両立を図っています。

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